今回はお酒はどんな原料からできているのかを説明していきます。
前回の記事「お酒の種類 ①製造方法」では、お酒の製造方法について説明しましたので、
今回はお酒の原料をこう加工するとこのお酒になるよ!みたいなのを紹介していきます。
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麦はお米と並んで大昔から主食として食べられている穀物です。
ずっと置いていて腐らせたからなのか、はたまた何かの気まぐれなのか、このへんのお酒は多いです。
醸造酒としてビール、蒸留酒としてウイスキーと麦焼酎があります。
今回はビールについて書いていきます。
麦と言っても二条大麦と呼ばれる大麦の麦芽と、 ホップ・水のほかに副原料として、米・とうもろこし(コーン)・でんぷん(スターチ)・糖類を使っています。
このあたりの原料は日本の酒税法で決められています。
細かく砕いた麦芽と米などの副原料を温水と混ぜ合わせ、適度な温度で適当な時間保持すると、麦芽の酵素の働きででんぷん質は糖分に変わり糖化液の状態になります。
これをろ過してホップを加え、煮沸します。ホップはビールに特有の苦味と香りをつけると同時に麦汁中のたんぱく質を凝固分離させ、液を澄ませる大切な働きをします。
この液体を5℃くらいに冷却し、酵母を加えて発酵タンクに入れます。
一週間くらいの間に酵母の働きによってこの液体の糖分がアルコールと炭酸に分解されます。この段階のビールは若ビールと呼ばれます。
その後、貯蔵タンクに移され0℃くらいの低温で数十日。
その間に熟成したビールは最後にろ過され、見慣れたビールが出来上がります。
長くなりそうなので、今回はここまで。
次回はウィスキーについて書いていこうと思います。
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