鯛めしは愛媛県の郷土料理として有名です。
一般的には真鯛を丸ごとご飯と一緒に炊き込むという中々豪快な料理です。歴史も古く一説には1800年前には食べられていたとか…
でも今回紹介する鯛めしは愛媛の西南部で愛されている『宇和島鯛めし』
実は愛媛県『みかん』のイメージが強いですが『鯛』の養殖出荷量日本一なんです。
昔から愛媛の近海では真鯛がよく獲れてたみたいですね。
そして宇和島近海で獲れた真鯛の刺身を、卵と醤油とダシを混ぜたタレに混ぜてご飯にのせて食べる料理が『宇和島鯛めし』一般的な鯛めしとは随分仕様が違いますが、これはこれで大変美味。
歴史を辿ると宇和海の日振島を根拠地にしていた伊予水軍が考案して、船上で刺身と茶碗酒で酒宴をした後、その茶碗にご飯よそい、醤油と刺身を混ぜ合わせた『〆ごはん』が始まりとされているらしいです。まさに海の男飯ってな感じですね!
そんな『宇和島鯛めし』味はというと、獲れたてのプリップリの鯛の刺身とタレが絡み合ってご飯が凄く進みます。そして一番の肝は『卵』。鯛の淡白な身を卵が濃厚な旨みへと変化させてくれます。
合わせるお酒は日本酒がおすすめ。特にぬる燗でいただくと鯛の旨みが強く感じれると思います。
最後はお茶漬けで〆ると、もうめちゃ満足です。
ご当地で食べるのも良いですがお家でも簡単にできるので、スーパーで新鮮な真鯛の刺身を見つけたら是非ご賞味をおすすめします!
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