塩焼き・刺身・たたき・フライ・煮付け・南蛮漬け・なめろう・冷汁…
そのレパートリーの多さは魚界でも随一!
ちなみに画像は数年前仕事で東京に行った時に寄った鯵専門店…今もあるかな?
とにかく庶民の味方アジについて少し掘り下げてみようと思う。
名前の由来は『味が良いから』『アジ』なんとも安直。(諸説あり)
北海道から九州まで広く生息していて、産卵期が長いため通年美味しくいただけるらしい。
3月から8月が最も脂がのって旬な時期。
3月頃から脂がのるから魚辺に3(参)と書いて『鯵』
なるほど…!
真鯵には2種類いて、外洋を回遊して餌をとるタイプと近海に留まり餌をとるタイプの2種類がいて、一般的に市場に回っているのが外洋を回遊しているタイプで、クロアジと呼ばれている。近海に留まっているタイプは丸々太っており全体が黄色く『黄アジ』や『瀬付きアジ』と呼ばれ希少価値が高く、脂ののりも段違いに良く美味と言われる。
要はストイックなアジより怠け者のアジのほうが美味ということ?
いやいや、ストイックなアジで最も有名なのが『関あじ』。ブランドが確立されている最も有名なアジ。
関あじが獲れる豊後水道は瀬戸内海と太平洋から流れ込んできた潮がぶつかり、海洋深層水が湧き上がる栄養たっぷりの海域と言われ、そこで美味しい餌をたっぷり食べたアジが、厳しい潮の流れに揉まれ身が非常に締まったなアジが育つらしいです…。
聞いてるだけで美味しそうですね…
ちなみに『関あじ』大分県漁協佐賀関支店の組合員が一本釣りで釣った真鯵だけが、「関あじ」の名を冠することが認められるらしいです。そして徹底的な品質管理は素晴らしく、鮮度抜群のまま提供されるので高価だと言われています。
でも愛媛出身の僕からすると反対側で獲れる愛媛県伊方町の「岬あじ(はなあじ)」のほうも推したい…
だって同じ場所で獲れるのに愛媛側のほうが安いから…(それでも高価です)
関あじかなり高価です…
一度でいいから食べてみたい…!